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若いのに歯がない!30歳以上の8割が歯周病 2023.05.29
成人が歯を失う原因で最も多いのは歯周病だと皆さんもご存知かと思います。
海外では「日本人は口が臭い」というイメージがついてしまっているとも聞いたことがあります。
歯周病は中高年層の病気ではなく、中には20代30代から歯周病が重症化してしまっている方もいらっしゃいます。「若いのに歯がない!」という方をときどき見かけます。
歯周病とは細菌の感染によって引き起こされる炎症性疾患で、歯の周りの歯茎(歯肉)や歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。よく「歯肉炎」という言葉も耳にすると思いますが、歯肉炎は初期段階の歯周病なんですよ。以前は年齢を重ねるほど発症する確率が高くなると言われていましたが、今は若い年齢層の方でも歯周病を発症しているため、油断は禁物です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/84f7009f39a99d24e7decc29bd466e37dad29f75
特に、ヘビースモーカーのような、煙草をたくさん吸う方は口内環境が悪くなりやすいです。他にも、あめやチョコ、甘いお酒のような甘い物が好きな方も要注意です。
歯周病は歯を磨くだけでは予防できません。フロスや糸ようじで、歯ブラシが届かない部分のケアがとても大切です。
歯の表面をしっかり磨いている方は多いのですが、肝心の、歯と歯茎の間や、歯と歯の隙間があまり手入れできていない方をよく見ます。最近はフィルムタイプのとても薄い素材で、歯と歯の間のケアがやりやすいフロスも販売されています。ミントなどのフレーバーがついているものも有りますので、色々と試してみてはいかがでしょうか。
ストレスは歯に悪影響 2023.05.22
先日、ネットで気になる記事を見つけましたのでご紹介します。
ストレスを感じると、人は強く歯をかみしめたり、就寝時に歯ぎしりをしたりする。歯が痛ければ何事にも集中できず、かみにくければ食事や会話が楽しめないなど、ストレスが増大する負のスパイラルに陥る。歯ぐきのはれや出血は歯周病が発症しているサインで、放っておくと早産・低体重児出産や糖尿病、心筋梗塞の悪化など、全身の健康を害する恐れが高まる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ef95d7bee51fa582a61043c21f05ec77b5e41e3
慢性的なストレスはタバコやお酒より体に悪いと言われていますが、もちろん歯科においても同様です。
ストレスによる就寝時の強い歯ぎしり、噛みしめは自覚症状がなく、普段は異常も感じないので長い時間をかけて徐々にかみ合わせの不調や顎関節の負担が蓄積していきます。やがて全身の不調や顎関節症と症状が出現するようになって初めて病院にかかるという方がほとんどです。症状が悪化してから治すとなると、お金も時間もかかりますので、「ストレスで歯ぎしりが出やすいんだな」「自分では気づけないし、定期的に検診に行っておこう」と頭の片隅に置いておくだけで、予防や軽い症状のうちに治療をすることができます。
セラミック治療のやり直しはできるの? 2023.05.16
審美性、機能性が高いことで知られているセラミックの詰め物・被せ物。
しかしどんなに高価な材質でも、人工物である限り永久に使い続けられるわけではなく、いつか必ず治療のやり直しが必要になります。
劣化によるセラミックのやり直しは仕方ないですが、「セラミックにしたけど見た目が不自然で気に入らない」のように、出来栄えの問題でやり直したいと思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
このコラムでは、「虫歯が再発してしまったけど、セラミックをやり直さなきゃいけないの?」「セラミックの色がいまいちなのでやり直したいけど可能なの?」という方の疑問解決と、注意点をお伝えできればと思います。
セラミックのやり直しが必要な場合
虫歯の再発(二次カリエス)
二次カリエスとは、歯の表面や奥にすでにある虫歯が治療されている状態で、その治療箇所の周辺に新たに虫歯が発生することです。
虫歯は、歯垢に含まれる酸によって歯の表面が溶けることで発生します。歯科医師は、虫歯が進行して歯の神経にまで達してしまうと、神経を取り除き、詰め物をするなどの治療を行います。
しかし、その治療箇所周辺に歯垢が残ってしまうと、再び虫歯が発生することがあります。これが二次カリエスです。二次カリエスが発生すると、歯を削り直す(再び虫歯を除去する)必要があります。
セラミッククラウンを取り付けた歯に虫歯が再発すると、セラミックが取れてしまったり、歯髄炎、歯周病や口臭の原因になります。
根尖病巣
セラミッククラウンの形状が原因で、歯の汚れが落としにくくなってしまった場合、歯周病になってしまうことがあります。
歯周病が深刻になると、歯がグラグラしてきて、最終的には抜歯に至ることがあります。
歯ブラシが当たりにくい等のメインテナンス面で問題が生じている時は、セラミック治療をやり直しをした方が良いことがあります。
歯周病
セラミック内の、歯の中の治療が不十分で、やがて歯茎が腫れたりプクっとしたニキビのようなものができることがあります。このニキビのようなものは「フィステル」「瘻孔(ろうこう)」「内歯瘻(ないしろう)」「サイナストラクト」と呼ばれています。
フィステルは、歯の先端に溜まった濃を外に出すための排出口になっています。この状態を放置していると、やがて歯を失うことになってしまいますので、セラミックを外して根管治療をやり直さなければいけません。
セラミックの色や形に不満がある場合もやり直しは可能です
当院では、セラミック治療後の見た目にご不満がある場合、ご満足いただけるようにやり直すことが可能です。
また、生まれつき特殊な歯の色で、真っ白なセラミックだと周りの歯と浮いてしまう、という方向けの治療も可能です。
お気軽にご相談ください。
審美歯科治療ページは
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歯周病ページの内容を更新しました! 2022.07.19
綱島駅から歩いて1分の歯医者、篠崎歯科医院です。
歯周病ページの内容を一新しました。
日本の成人が歯を失うのは歯周病によるものが最も多いです。
意外かもしれませんが、虫歯を悪化させて抜歯に至るということはあまり多くありません。
自覚症状がないままに進行していくのが歯周病の怖いところです。
何も症状がないように思われている方も、念のためにぜひ歯科検診にいらっしゃってください。
篠崎歯科医院